というエントリーで温湿度センサーHS3001を動かしてみます。
RA ファミリ用統合開発環境 e2studio を以下のリンクからインストールしてください。
※ルネサスでは各種バージョンのe2-studioを用意していますが、RAマイコンに必要な開発環境はこちらからダウンロードできます。
e²スタジオ -RAファミリー向け情報 | ルネサス
ダウンロードした .exe ファイルを起動します。
対象ユーザーを選択できます。 この場合は、「すべてのユーザー」を選択します。
クイック インストールまたはカスタム インストールを選択できます。 このブログではクイックインストールを選択しました。ガイドに従ってインストールを進めてください。
インストールしたe2-studioが起動します。 任意のワークスペースフォルダーを指定して起動します。
My Renesasのアカウント情報を入力し、「ログイン」をクリックします。 ※登録がお済みでない場合は、「My Renesas」から新規登録を行ってください。 ※ログイン後、マスターパスワードの設定が必要かどうかを確認するメッセージが表示されます。忘れても復元できます。 必要に応じて設定してください。
e2-studio が起動して実行されたら、[ファイル] > [インポート] に移動します。
「一般」>「ルネサスWebサイトのサンプルプロジェクト」>「次へ>」と進みます(Webサイトにアクセスせずにサンプルプロジェクトをダウンロードできるので大変便利です)。
デバイスを選択します。 「RA」を選択して「...」ボタンをクリックしてください。
さらにデバイスを指定します。 ここでは「R7FA2E2A7」を選択します。
RA2E2に対応したサンプルプロジェクトの一覧が表示されます。 「RA2E2 HS3001 センサーデバイスサンプルアプリケーションプロジェクト」を選択し、「完了」をクリックします。
「完了」をクリックします。
フォルダーを開いて「configuration.xml」をダブルクリックすると設定画面が開きます。「プロジェクトコンテンツの生成」をクリックするとビルドに必要なソースコードが自動生成されます。
「ビルド」ボタンをクリックしてビルドを開始します。
コンソール画面にエラーがないことを確認します。
ハードウェアをセットアップします。 温湿度センサー(US082-HS3001EVZ)はFPB-RA2E2のPMOD1に取り付けてください。 また、デバッグを有効にするには、CN1 を Pin1 と Pin2 に短絡する必要があります。
さらに、FPB-RA2E2 PMOD1 の I2C インターフェイスを有効にするには、ジャンパを次のように変更する必要があります。 - E3 と E6 を切断してオープンします。 - E4 と E5 を半田付けして短絡します。
デバッグ設定を構成します。 [デバッグ] ボタンをクリックし、[デバッグ構成...] を選択します。
対象のサンプルプロジェクトを選択し、「デバッガ」タブの「ハードウェアのデバッグ」に「E2 Lite(ARM)」が選択されていることを確認し、「デバッグ」をクリックします。
デバッグが開始されます。
e2-studio上で温湿度センサーの値をモニタリングできるのでとても便利です。室温はすぐに変化しないので、指を当ててリアルタイムに計測してみてください。
デバッグが完了したら、[Windows] > [ビューの表示] > [式] に移動します。
e2-studio に変数 (この場合は温度と湿度センサーの測定値) を監視するための「式」画面が表示されます。
「src」フォルダ内の「sensors.c」を開きます。 ※「C/C++」をクリックするとプロジェクトファイルを表示する画面に戻ります。
再度デバッグ画面に移動し、「sensors.c」の128行目にある「g_sensors_data」をダブルクリックし、「式」画面にドラッグ&ドロップします。
「g_sonsors_data」を右クリックし、「リアルタイム更新を有効にする」を選択します。
「実行」ボタンを 2 回クリックします。
温湿度センサーに指を置くと、リアルタイムに温度と湿度が計測されていることを確認できます。
ルネサス公式サイトに掲載されている動画でも、RA2E2を使用した温湿度センサHS3001の動作手順を説明しています。 ぜひ参考にしてください。
ビデオ: 「e2 studio で RA2E2 Fast Prototyping Board 用のセンサー アプリケーションを作成する」 e2 Studio で RA2E2 Fast Prototyping Board 用のセンサー アプリケーションを作成する | ルネサス
※この動画ではe2-studioをGitHubからインストールしていますが、最新版でもインストール内容は変わりません。
-------------------------------------------------- -------最後に、関連ページをいくつかご紹介しますので、ご参照ください。
RA2E2 HS3001 センサデバイスサンプル – アプリケーションプロジェクト (renesas.com)このサンプルプロジェクトのアプリケーションノートです。 使用するハードウェアやソフトウェアの情報も記載していますので、必要に応じて参照してください。
RA2E2 - 48MHz Arm® Cortex®-M23 超低消費電力汎用マイクロコントローラー | ルネサスが使用しているRA2E2マイコンの紹介ページです。 超低消費電力に加え、超小型パッケージもラインアップしているため、IoTのセンサーノードやバッテリー用途に最適なマイコンです。
小さなプロトタイピング ボードが大きなアイデアを生み出す | Renesasこれは私が過去に書いたRA2E2の紹介ブログです。 分かりやすくまとめましたので参考にしてください!
FPB-RA2E2 v1 – ユーザーズマニュアル (renesas.com)このプロジェクトで使用されている FPB-RA2E2 の詳細については、ユーザーズマニュアルを参照してください。
RA2E2 ZMOD4410 センサデバイス例 – アプリケーションプロジェクト (renesas.com)今回のプロジェクトでは温湿度センサ HS3001 を使用しましたが、室内空気質センサ ZMOD4410 を動作させるサンプルプロジェクトも用意しています。ZMOD4410 は、さまざまな用途に使用できるセンサです。家庭や病院の空気品質監視システムで使用されます。
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